赤門屋のもつ鍋を100%美味しく食べるためのコツ vol.1【土鍋は最強の保温調理機】
- 2016年3月3日
- 赤門屋のこだわり
▲今日のブログのキーポイントは「土鍋」です!
ちわっす。
福岡のもつ鍋「赤門屋」の2代目店主
タキツバこと滝澤 翼 です。
今日は赤門屋のもつ鍋を
100%美味しく食べるための
たったひとつの注意点について
書こうと思います。
以前座席に設置していたアンケートに
味のことでよく書かれていたことが
「スープが塩辛い」
「スープが煮詰まってしまった。」
これらのご意見に関しては
基本的にはスープの「煮詰まり」が
原因であることが多いのかなと思ってます。
もちろん個人の好みにも
よる場合はあると思いますが
そうなってくると対策を
取りようがありません。
10人いて10人全員の好みに
合わせることは出来ません。
ただ煮詰まりが原因なのであれば
それは防止することが出来ます。
その防止策とは単純に
火を消すこと。
火をつけっ放しにするから
スープがどんどん煮詰まるので
その前に消してしまえばいいのです。
ただどうしても時間が経てば
スープが冷めてしまいます。
そんな時のために赤門屋では
一般的な金属製の鍋ではなく
土鍋を使用しているのです。
▲他所のもつ鍋屋では通常、このようなステンレス製の鍋を使用することがほとんどです。
▲赤門屋では土鍋を使用します。他所では見たことがありません。
土鍋の特性として
熱しにくく冷めにくい
中々温まりづらいが
一度温まってしまえば
非常に保温性が高いのが
土鍋の特長なのです。
ですので完成後にすぐ火を消しても
しばらくはスープが冷めることなく
もつ鍋を楽しむことが出来ます。
さらに「熱しにくく」というのも
実はすごく重要な特性で
早く火が通れば良いと言うことではなく
土鍋を使ってじっくりと野菜に
火を通していくことで
スープにしっかりと野菜の
水分と旨みが溶けだしていきます。
これをただ火力だけあげることで
時間を短縮してしまうと
野菜の水分や旨みが十分に溶け出す前に
スープが煮詰まってしまうんです。
赤門屋の通販やお持ち帰りを
ご自宅で召し上がって頂く場合、
フライパン等で代用してしまうと
スープが醤油辛くなることが
あるのはこのためです。
土鍋の特性を利用して
じっくりと材料に火を通し
十分に水分と旨みがスープに
溶けだしたところで火を消し
スープを煮詰まらせないように
冷める前にさくっと食べる。
これが赤門屋のもつ鍋を
100%の状態で楽しむための
唯一の方法かと思います。
ていうかもつ鍋だけでなく
鍋もの全体に言えることですね。
水炊きだけは煮込むほどに
鶏の旨みが凝縮してくるので
つけっ放しでもいいのかも。
ただ土鍋を使用する際に
ひとつだけ注意が必要なのが
万が一冷めてしまった際に
温め直しをする時です。
もう一度点火をして
沸騰させてしまうと
今度は高い保温性が仇となり
火を消しても沸騰状態が
しばらく続いていしまうんです。
その結果すっかり煮詰まってしまう・・・。
なので土鍋を使用する際
温め直す時は沸騰しはじめくらいで
サクッと火を消してしまうこと。
それで十分に温まります。
それ以上火を付けておくと
間違いなく煮詰まります。
しかーし・・・。
赤門屋で食べて頂くときには
この食べ方で十分です。
通販やお持ち帰りの場合に
ご自宅に土鍋がなかったら
どうすればいいの?っていう話です。
ですので
赤門屋のもつ鍋を100%美味しく食べるためのコツ vol.2【フライパンでも美味しく作れます】
ということで次回は
どこにでもある家庭用のフライパンで
赤門屋のもつ鍋を美味しく
調理する方法について
書きたいと思います。
持ち帰り、通販ユーザーの皆様。
乞うご期待!
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