もつ鍋の「もつ」って一体なに??その②

ちわっす。毎日毎日美味いもつ鍋作ってます。たきつばです。

 

 

前回は、福岡のもつ鍋は小腸のみを使うのが主流である事や

「もつ」とは臓物全般の事を指し、

「ホルモン」は主に腸の事を指す事や、

ホルモンという言葉の語源について書きました。

 

 

 

今日のテーマ!

 

 

丸腸ってなに!?

牛の腸には小腸、大腸、直腸の3つがありますが

では一体丸腸ってなに?って事です。

 

 

結論から言うと部位としては

丸腸=小腸

なんですが、処理の違いがあるんです。

 

 

丸腸は小腸を裏返したもので、通常外側に付いている脂が

内側に閉じ込められた状態になります。

それをぶつ切りにした物が、よく焼肉屋さんなどで見かける

「マルチョウ」というお肉になります。

 

 

もつ鍋に使われる切り開いた小腸に比べて

脂が内側に閉じ込められ、噛むとじゅわ~っと広がります。

この違いをご存じでない方が、特に県外からのお客様には多いです。

 

 

ちなみに、焼肉屋さんでは各部位をこんな呼び方してますね。

 

大腸 = シマチョウ(小腸に比べ、脂少なく歯ごたえあり)

直腸 = テッポウ (さらに脂が少なく、さっぱりした味わい)

あと、韓国語の「コプチャン」は小腸の事を指します。

 

 

 

牛の「もつ」はなんと19種類もあり

焼肉ではポピュラーな「さがり」や「はらみ」も

実はもつ(=ホルモン)に分類されるんです。

どちらも横隔膜の一部ですね。

 

 

ということで、小腸と丸腸の違いをお伝えしました。

肉くいて~。

 

 

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もつ鍋の「もつ」って一体なに??その①