できたての日本酒は全て白く濁っています。

• 2016年12月6日
• 日本酒

ちわっす。

 

 

 

福岡のもつ鍋「赤門屋」の2代目店主

タキツバこと滝澤 翼 です。

 

 

 

世間はすっかり冬。

連日宴会も盛り上がってますが

この時期になると急激にご注文が増えるのが

日本酒。

 

 

 

普段からあまり日本酒は飲まない方も

この時期になると飲みたくなるみたい。

「暖まる」イメージが強いですもんね。

 

 

 

ということで今日は

日本酒について書きたいのですが

テーマはこちら。

 

 

 

日本酒ってもともとぜーんぶにごり酒なんですYO！

 

 

 

 

ミサトさんが飲んでいたあの有名なお酒も

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ドラマにもなったあのお酒も

もともとは全て濁っているんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

⬆︎「もろみ」と呼ばれるお米と水を混ぜて

発酵をあーだこーだやったものを搾って

日本酒ができるわけですが

これだけ白く濁っているものを搾るわけなので

もちろん搾って出てきたものも白いんです。

 

 

 

ちなみに「清酒」という言葉の定義は

「清酒とは、米、米こうじ及び水を原料として発酵させて、こしたもの」

 

とありますが、

こしたものの部分がポイント。

 

 

 

水とお米を混ぜて発酵させて

それをこしたもの（＝搾ったもの）が

法律上日本酒と定義されています。

 

 

 

 

 

 

にごり酒は置いておくと

このように自然と２層に分かれます。

この上部の澄んだ部分だけをとって

炭でろ過をして透明にしたものが

一般的な無色透明な日本酒。

濁っている部分（滓＝おりと言います）

も混ぜるのがにごり酒なんです。

 

 

 

ここでもうひとつ思い出して欲しいのが

どぶろく。

 

 

 

どぶろくの定義は

「清酒とは、米、米こうじ及び水を原料として発酵させて、こさないもの」

となります。

 

 

 

日本酒（清酒）

「清酒とは、米、米こうじ及び水を原料として発酵させて、こしたもの」

 

どぶろく

「清酒とは、米、米こうじ及び水を原料として発酵させて、こさないもの」

 

 

 

 

どぶろくはもろみそのもの。

なので粒感がゴロゴロと残ってます。

大昔に神社で作られていた日本酒は

実はどぶろくがほとんどだったらしいです。

「君の名は。」に出てくる口噛み酒も

どぶろくの一種になるみたいですね。

 

【日本酒の起源！？】君の名は。にも登場する「口噛み酒」について

 

 

 

 

さて日本酒のにごり酒について

書いてみましたが伝わったかな？

 

 

 

にごり酒はそのほとんどが

生酒であることが多いので

新酒の出始める11月〜くらいに

出荷されることの多いお酒です。

 

 

 

なので僕は今くらいの時期に

酒屋さんににごりが並び始めるのを見て

毎年冬の訪れを感じています。

 

 

 

日本酒ってこのように

季節を感じれるお酒なんです。

今くらいから3月くらいまでは

できたての新酒やにごり酒やお燗酒を、

春から夏にかけてはすっきりした夏酒を、

夏の終わりから秋にかけては冷やおろしを、

という風に季節ごとに日本酒を

楽しんで欲しいなって思います。

 

 

 

赤門屋でもこれからどんどんと

できたての新酒やにごり、お燗用のお酒を

ラインナップしていきますので

ぜひもつ鍋と日本酒を楽しみにいらしてください。

 

 

 

最後になりますが

赤門屋のほとんどの日本酒を仕入れている

博多区三筑の酒屋さんをご紹介して終わりますね。

店員さんも気さくに教えてくれるし

もちろん品揃えもバツグン！

超オススメなのでぜひ遊びに行ってみて下さい。

 

 

 

 

とどろき酒店

 

福岡市博多区三筑2丁目2-31

ＴＥＬ　092-571-6304

open 10：00 close 19:00

(日曜・祭日　18：00)

定休日　月曜日

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