赤門屋には、いつもカウンターの隅っこで微笑んでいるおばちゃんがいます。
- 2017年6月15日
- 店主の日常
ちわっす。
福岡のもつ鍋「赤門屋」の2代目店主
タキツバこと滝澤 翼 です。
このおばちゃん。赤門屋の店内のどこかにいるのですが、わかる方いますか?
わかるよ!というあなたは、相当な赤門屋フリークです(笑)
正解はこちら⬇︎
入口入ってすぐ、カウンターの右っ側。ちょっと分かりづらいので、寄ってみますね。
おばちゃんはいつもカウンターの一番隅っこ。ここに座ってみんなを見守っています。
このおばちゃん、10年前に私が赤門屋で働くようになった頃からこの場所にあったのですが、今日はこのおばちゃんに関するお話をしようと思います。
実は赤門屋の常連さんの中で、いつもこのおばちゃんが置いてあるカウンターを指定してご予約をしてくださる方がいらっしゃったのです。
基本的には座敷席を希望されるお客さんが多い中、このお客さんはどんなに空いていてもこの席、この席が空いていなければ諦める徹底ぶりでした。
そのことがすごく不思議で、そのお客さんに直接その理由を尋ねたことがあるんです。なぜいつもこの席をご希望されるんですか?と。
するとそのお客さんは、このようにお答え下さいました。
「この置物が自分たちの亡くなった母にすごく似てるんです。」
このおばちゃんが、昔よく自分たちをもつ鍋を食べに連れて来てくれたお母さんによく似ているって。
そうだったんですね、じゃあもっとキレイにしておかなきゃですね!と、私はお二人に言ったことを覚えています。
さてここで1つ、皆さんに伺いますがこの逸話、私がすべて「過去形」で書いたことに気付きましたか?
そう。このお二人はいつからかパッタリいらっしゃらなくなってしまったんです。もう5年以上なるかなぁ。
何があったのかは分かりませんが、何となーくまた来られるような気がして、このおばちゃんを動かすことができません(笑)
きっとこれからもカウンターのこの席で、私たちのことを見守ってくれることでしょう。赤門屋の中で巻き起こるいろんな物語を、見届けてくれることでしょう。
さて今日はちょっとカッコつけてブログ書いちゃいました(笑)
また明日もがんばろう。
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