日本酒の利き酒師がどこにでも売ってあるワンカップを利き酒してみた。
- 2015年10月24日
- 日本酒
ちわっす。タキツバです。
本日も朝から日本酒のお話。
赤門屋のお客様に日本酒を
オススメしているときに
よく聞かれること。
これってどこにでも売ってある物なんですか?
基本的に赤門屋で
取り扱っている銘柄、
日本酒にこだわっている
お店で出てくる銘柄は
どこででも手に入る物では
ないんです。
日本酒には特約店という
システムがあり、
(日本酒だけではないですが)
蔵元が流通を制限している
場合がほとんどです。
日本酒は保存方法を誤ると
出荷された状態から大きく
味わいがずれてしまうことが
大いにあります。
しっかりとした冷蔵設備がある、
ある程度の回転が見込める、
紫外線を避けて保存が出来る、
このような適切な管理を行える
酒販店でしか買えない
お酒があるんです。
それともうひとつは
流通を制限することで
どこででも手に入るものではない、
というプレミア感を出すためでも
あるようです。
焼酎でも魔王や村尾って
スーパーやコンビニでは
買えないですよね?
あれと一緒です。
実際にそのようなお酒は
スーパー等で買えるお酒よりも
ずっと高価だったりします。
味わいに関しても
その辺で売ってあるような
お酒とはひと味違った深い味わいがあり
美味しくない酒を探すほうが
難しいくらいに今、日本酒の質は
上がってきているんです。
じゃあその辺に売っている
安価なお酒は悪いお酒で
特約店にしか卸さないような
高価なお酒が良いお酒なのか。
私はそれは間違っていると
思っています。
利き酒師がワンカップを本気で利き酒して見る。
実際にはどうなのか。
試しに利き酒師の資格をもつ私が
その辺のコンビニでも買える
ワンカップを利き酒してみました。
▲どこにでも売ってありますよね。100mlで100円くらい。
▲早速いってみます!
▲一応グラスに注いで雰囲気だします。
▲ひとくちズズッと。
▲うーん。真剣に味わっております。
▲はっ!!
ということでいきなり
写真が続きましたが・・・。
改めて味わってみた結果、
そんなにクソボコに叩くほど悪くはないかな?
これが私の感想でした。
確かに香りはない、
辛みがかなり強調されてて
旨みはほとんど感じられない、
じわっとくる余韻も何もない。
全体的に薄い印象。
でもこれが好きってひとも
いるだろうな、って思いました。
キリッと辛口で喉越しは悪くないし
個性がない分、料理を選ばないと思うし。
あ、でも私の好みではないので
個人的には飲みませんが(汗)
人気があるからとか、
値段が高いからとか、
それが常識だからとか、
そんなもんクソ喰らえだな
と思います。
ワンカップ以外にも
カップ酒やパック酒を
色々飲んでみようと思います。
私のイメージではもっと
甘ったるいイメージだったんですが。
学生時代に飲んだ(飲まされた)
あの感じをイメージしてたので。
ということで
どこにでも売っている日本酒。
もう少し色々と飲んでみて
研究してみようと思いますので
続報に乞うご期待!
最後に利き酒師のわたしが
もう一度言っておきます。
ワンカップ、悪くないです。
少々薄くはありますが。
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