美味しいだけでなく【おもしろい】日本酒をご紹介したいと思ってます!

ちわっす。

 

 

 

福岡のもつ鍋「赤門屋」の2代目店主

タキツバこと滝澤 翼 です。

 

 

 

実はわたくしタキツバは、日本酒唎酒師といういかにも日本酒のプロですよ的な資格を持っております。それまでは独学で勉強していた日本酒を、基礎から学び直して4年前に取得した資格です。

 

 

 

しかーし。何を隠そう私はとってもアルコールに弱いので(笑)

 

 

 

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2合も飲めばこんな感じになります(笑)

 

 

 

毎日日本酒の味見はしますが、腰を据えて飲むことは月に1回あるかどうか。実はそんなに量は飲んでいない唎酒師タキツバです(笑)

 

 

 

ただ種類に関してはかなりの数を飲んでいると自負をしておりまして。お客さんにご紹介している日本酒は、必ず私が味見して気に入ったものしかありませんし、開封済みの日本酒の味わいが崩れていないかチェックもするので、必ず毎日数種類の銘柄を口に含んでいるんです。

 

 

 

でもでも!本音を言うと私はあんまり自分の舌に自信がなくてですね。ってこんなこと書いていいのかな(笑)はっきり言って私はグルメな舌の持ち主ではないと、自分では思ってます。だから私が日本酒を選ぶときに意識していることは、その味わいももちろんなのですが、その日本酒の背景まで知ること

 

 

 

どんな人が造っているのか。

どんな場所で造られているのか。

どのような歴史のある蔵なのか。

どんな意図を持って造られているのか。

 

 

 

その一本の日本酒に込められた想いまで含めて、自分が気に入った銘柄をお客さんにご紹介させてもらってます。

 

 

 

 

例えば・・・

 

 

 

 

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福岡県大川市

「若波」

 

 

この日本酒を作っているのは、「家具の街」大川の若波酒造さん。お姉さんの今村 友香さんと弟さんの今村 嘉一朗さんを中心に、このお酒を造っていらっしゃいます。

 

 

 

友香さんはもともと日本文化が大好きで、そちら方面で就職も決まっていたそうです。しかしお父さんがダウンしてしまったことをきっかけに蔵に戻りました。弟さんももともとは印刷の会社で働かれていたそうですが、現在はお姉さんと弟さんで手を取り合って美味しい酒造りをされています。

 

 

 

そして何と言ってもこの「若波」は、私が日本酒にハマるきっかけとなった銘柄なのです!赤門屋にもドリンクの軸となるものが欲しくて始めた日本酒。全く知識がなかったので、とりあえず酒屋さんのオススメを聞いてみようと思って持ってきてもらったのが若波でした。

 

 

 

 

衝撃だったなぁ。日本酒ってなんかオヤジ臭いイメージで、悪酔いしそうとかとにかく悪いイメージしか持っていませんでした。ところがこの若波は、ほのかに甘〜い香りで、上品な甘みが口に広がってスッと切れていく・・・。普段からあまりお酒を飲まない私の体にもす〜っと染み込んでいくような日本酒。このとき若波と出会えて、若波を好きになったからこそ、今の「赤門屋といえば日本酒」と言ううちの「売り」が出来たと思ってます。本当に思い入れの強い銘柄です!

 

 

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昨年は若波バスツアーもできたしね( ^ω^ )

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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福岡県二日市市

「TAMA」

 

 

 

「玉出泉」で有名な二日市の大賀酒造さん。こちらは博多区三筑のとどろき酒店さんとのコラボ商品で、福岡県産の山田錦で醸されています。

 

 

 

蔵の製造部門の責任者のことを「杜氏(とうじ)」と言うのですが、大賀酒造さんの現在の杜氏さんは、宮崎さんといってとっても面白い方( ^ω^ )お酒造りがしたくて飛び込みで蔵を尋ねてきたそうです。すげぇ(笑)

 

 

 

ハーレー乗りで蔵に乗り込んだときもハーレーで(笑)大のロック好きらしく、ラベルもとても渋いですよね!ロック好きなのがラベルからも良くわかる!

 

 

 

ちなみに赤門屋にも食べにきて下さったことがあるのですが、その時はしこたまワイン飲んでいらっしゃいました。日本酒じゃないのーーーーーー!!!(笑)

 

 

 

 

 

とこんな感じで、なるべく日本酒の味わいばかりでなく、そのバックにあるものを意識してチョイスをさせてもらってます。だって美味しくない日本酒なんてないんだもん(笑)これだけ技術が進んでいる日本酒業界。美味しくない銘柄を探す方が至難の技です。美味しい銘柄を探すんじゃなくて、いろんな選択肢の中から自分の好みに合うものを探す、そんな能力の方がこの時代の日本酒選びには大切なのかなって思ってます。

 

 

 

赤門屋に食べにきて下さった時は、ぜひこのように日本酒をオーダーしてみて下さい。

 

 

 

「おもしろい日本酒をください」

 

 

 

美味しいだけじゃなくて、おもしろい日本酒!

 

 

 

タキツバと一緒に、あなたの運命の一本を探しましょうね!