ボクの想いをスタッフやお客様に浸透させることがボクの最大のお仕事なのかも。
- 2016年8月8日
- 店主の日常
ちわっす。
福岡のもつ鍋「赤門屋」の2代目店主
タキツバこと滝澤 翼 です。
僕は非常に面倒くさがりな人間です。
ちょっと面倒だと思ったら後回しにしちゃうし
それでも後でやればまだいいです。
そのままやらなかったりするからタチが悪い。
まだ自分自身のことならばいいのですが
仕事においてもそんな性格を出してしまいます。
人と話すことを面倒くさがってしまうんです。
スタッフに話を通すべきことを話さない。
だから後でトラブルになってしまう。
こんな自分のダメなところを
改めて考えさせられる出来事がありました。
飲食店という仕事がら
運転代行を呼ぶことが非常に多いボク。
色んな代行の会社さんが
割引カードを持ってきてくれるので
その中からいつも呼ばせてもらってます。
代行業界もお客さんを乗せるために
あの手この手を使って
代行の時は当社を!
という形を作りたいのでしょう。
とある代行の会社さんは
呼ぶたびにこのようなものを
ドライバーさんがくれるんです。
千客万来!
大切なお客様を安全に
ご自宅までお送りいたします。
というメッセージが書かれたポチ袋。
中にはなんと・・・。
100円玉!
どうしても僕の顔にピントが(笑)
お客さんのために代行を呼ぶだけで
100円くれるんです!
もちろん安全にお客様を
送り届けてくれることは大前提として
どうせなら100円くれるし
あの代行を呼んだ方が得じゃん!
ということなのでしょう。
どんなアイデアでもやらないより
やってみた方がいいと思うし
ダメなら後で改良すればいいわけで。
でもね。
このポチ袋・・・。
ドライバーさんが
お客さんの眼の前で
僕らスタッフに渡してくるんです(T . T)
そんなことされたらお客さんからしたら
手を組んでお金もらってるみたいじゃん!
すげぇ感じ悪い!
そんなんだったら
100円なんていらないし、
そもそも別に欲しくて呼んでるわけじゃないし!
どんなアイデアも
誰にどのように喜んでもらいたいのか。
これだけは後で改良はできない。
とりあえずやってみる!っていう精神は
絶対に必要だとは思っているけど
根本にあるお客様のために!という部分だけは
しっかりと明確に持ち、そしてスタッフ間で
その想いを共有しなければダメだなと
改めて感じさせられました。
ボクもお客さんのために、と思って
いろんなアイデアを考えて実行して
やりながら改良してって毎日やっているつもりです。
でもそのアイデアをどうやって思いついて
どんな思いでやっているのかを
スタッフに十分に伝えきれていない気がしました。
スタッフからすればただ命令通りやっているだけ。
もしかしたら代行のこのアイデアを出した人は
本当に利用者(この場合は僕ら飲食店)に
感謝の気持ちを表したかったのかもしれない。
でもその気持ちもドライバーさんにまで
共有されていないから僕らに伝わらない。
結局売り上げのためにやってるんでしょ?って
その程度にしか伝わっていません。
どんな小さな会社やお店でも
創業者の想いって必ずあると思うんです。
誰かのために、誰かを喜ばせるためにって
そういう想いでその仕事を始めたはず。
(その点2代目って特殊ですよね。
だって自分で作ったお店じゃないんだもん。)
そんな想いを共に働くスタッフや
お客様に伝えていくこと。
これこそが経営者の最大のお仕事なのかも。
そしてボクはそこをないがしろにしていました。
もっともっとスタッフと
対話することから逃げずに
想いを共有していく必要があると。
今回の代行ポチ袋事件で
そんなことを思ったボクでした。
何事もお客様をどうやって喜ばせるのか。
お客様の現状をどうやって改善するのか。
どうやって世の中に貢献していくのか。
サービスって結局はそこだなと感じた
出来事でした。
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