もつ鍋の「もつ」って一体なに??その②
- 2015年7月2日
- 牛もつ鍋とは??
ちわっす。毎日毎日美味いもつ鍋作ってます。たきつばです。
前回は、福岡のもつ鍋は小腸のみを使うのが主流である事や
「もつ」とは臓物全般の事を指し、
「ホルモン」は主に腸の事を指す事や、
ホルモンという言葉の語源について書きました。
今日のテーマ!
丸腸ってなに!?
牛の腸には小腸、大腸、直腸の3つがありますが
では一体丸腸ってなに?って事です。
結論から言うと部位としては
丸腸=小腸
なんですが、処理の違いがあるんです。
丸腸は小腸を裏返したもので、通常外側に付いている脂が
内側に閉じ込められた状態になります。
それをぶつ切りにした物が、よく焼肉屋さんなどで見かける
「マルチョウ」というお肉になります。
もつ鍋に使われる切り開いた小腸に比べて
脂が内側に閉じ込められ、噛むとじゅわ~っと広がります。
この違いをご存じでない方が、特に県外からのお客様には多いです。
ちなみに、焼肉屋さんでは各部位をこんな呼び方してますね。
大腸 = シマチョウ(小腸に比べ、脂少なく歯ごたえあり)
直腸 = テッポウ (さらに脂が少なく、さっぱりした味わい)
あと、韓国語の「コプチャン」は小腸の事を指します。
牛の「もつ」はなんと19種類もあり
焼肉ではポピュラーな「さがり」や「はらみ」も
実はもつ(=ホルモン)に分類されるんです。
どちらも横隔膜の一部ですね。
ということで、小腸と丸腸の違いをお伝えしました。
肉くいて~。
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