日本酒の「ひやおろし(冷卸し)」とは?
- 2017年9月22日
- 日本酒
今日は日本酒の話だよ〜。
ちわっす。
福岡のもつ鍋「赤門屋」の2代目店主
タキツバこと滝澤 翼 です。
福岡はお天道さんが少々ご機嫌斜め。微妙にパラパラと降っております。でも昼からは止むみたいです。
そんなお天気の今日は日本酒のことを少し。(雨カンケーないやん!)
ひやおろし
って皆さん、聞いたことありませんか?漢字で書くと冷卸し。
ざ〜っくり言うと、夏を越え秋口くらいから出回る限定の日本酒たちのこと。秋の限定酒のことです。
これではざっくりしすぎてわからないと思うので、日本名門酒会の公式サイトから引用したいと思います。
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「ひやおろし」とは、江戸の昔、冬にしぼられた新酒が劣化しないよう春先に火入れ(加熱殺菌)した上で大桶に貯蔵し、ひと夏を超して外気と貯蔵庫の中の温度が同じくらいになった頃、2度目の加熱殺菌をしない「冷や」のまま、大桶から樽に「卸(おろ)して」出荷したことからこう呼ばれ、秋の酒として珍重されてきました。
ときは移って現在、日本名門酒会の「ひやおろし」も、春先に一度だけ加熱殺菌し、秋まで熟成させて、出荷前の2度目の火入れをせずに出荷されます。貯蔵の形こそ、タンクや瓶に変わりましたが、その本質は昔と変わりません。
暑い夏の間をひんやりとした蔵で眠ってすごして熟成を深め、秋の到来とともに目覚める「ひやおろし」。豊穣の秋にふさわしい、穏やかで落ち着いた香り、滑らかな口あたり、まろやかな旨味、とろりとした適熟の味わいが魅力のお酒です。
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冬に仕込まれ絞られた新酒をタンクや瓶で貯蔵します。ひと夏の間じっくりと熟成させて、秋口から出荷前の火入れをせずに出荷されるのがひやおろし。
ここで「火入れ」という言葉が出てきたので説明しますね。
日本酒は菌の力を借りて(発酵)造るものです。そのため、出来上がった日本酒の発酵を止め酒質を安定させるため、そして酒質に悪影響を及ぼす雑菌を殺菌するために、瓶詰めした状態で約65度のお湯で湯煎をし、菌の力を止めちゃうのです。これを火入れと言います。通常、火入れは絞った直後と出荷前の2度行われます。
この火入れをしていない日本酒のことを、いわゆる「生酒」というのですが、ひやおろしは出荷前の火入れはされません。熟成の進んだ日本酒本来の香味を保つためみたいです。
このように出荷されたひやおろしは、新酒の時期の荒々しさはすっかり消え、円熟を迎えたまろみのある風味が特徴です。まろみってなんやねん(笑)まろやかな旨みって感じですね。
これが秋の味覚に合うんだなぁ〜。
今年は不漁らしいですが、まずはやっぱりサンマかなぁ〜。刺身もいいですよね。
松茸もいいけど個人的にはしいたけ♡しいたけ大好き!シンプルに焼くだけで十分です。
焼きナスもいいよね!キャンプでおっきなナスを炭火で周りが焦げるまで焼くの!うまいんだから。
そしてこれからの時期鍋にももちろん日本酒♡もつ鍋もいいけど、博多の水炊きも食べたい!食べたい!
ひやおろしは旨みがたっぷり。燗をつけても最高にうまい♪9月の出始めのひやおろしはまだまだ冷やして飲みたいところですが、10月に入ってさらに旨みが増してきたひやおろしは、ぬる燗くらいでちびちびと。想像しただけでやばいっす(笑)
ひやおろしって初めて聞きました!という皆様。少しは伝わったかな?
先ほどの名門酒会のサイトが非常にわかりやすいので、もう一度貼っておくのでじっくりご覧になってくださいね。
とりあえずこれだけ覚えてもらったら大丈夫です。瓶に「ひやおろし」と書いてあったら
ひと夏越してじっくりと熟成され、旨みがしっかり乗ったコクのある日本酒。冷酒でもいいけど、熱燗もチャレンジしよう!オススメはぬる燗です。
赤門屋でもまだ4〜5種ですがひやおろしを仕入れてます。そしてこれからどんどん仕入れていくつもりです!
日本酒は季節ごとに楽しめるもの。四季折々の美味しいものに合わせて、日本酒も楽しんで見て下さい。
赤門屋でもひやおろし特集、もしくは熱燗特集の日本酒の会やりたい!やります!今決めた(笑)
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